お酒が大好き、肥満が気になる。
そんな方は肝機能が低下しやすいのでこんな食事がベストです
適正な食事と飲酒量にする
そんなの分かっているという声が聞こえそうですが、「適正量」が重要。
今までの食生活を変えずに好きな物を好きなだけ食べたり飲んだりして肝機能を維持するのは難しいです。
お酒の適正量
<1日の平均純アルコール摂取量>
男性は40g以上
女性は20g以上
<1日あたりの適正量(純アルコール量約20g)>
ビール(5%)500ml
日本酒(15%)180ml
ワイン(12%)200ml
チューハイ(7%)350ml
焼酎(25%)100ml
ウイスキー(40%)60ml
上記の飲酒量にしましょう。
食事の適正量
食事の適量は性別、年齢、身長、活動量によっても変わります。
「食事バランスガイド」の適量と料理区分(厚生労働省)
おおまかに言うと以下の通りです
ご自身の年齢と活動量を照らし合わせて確認してくださいね。
日本人の食事摂取基準 2020年版 より抜粋
脂肪肝の場合
脂肪肝とは肝臓に中性脂肪がたまった状態のことをいいます。
ようは、肥満が原因になっていることがほとんど。
その「肥満」の原因がお酒なら節酒だし、食べ過ぎなら適正量にすることが得策です。
脂肪肝があるとだいたいの人がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)状態です。
脂質異常や動脈硬化の原因になったり、糖尿病になる人もいるので要注意。
そして脂肪肝が怖いのはガン化しやすいことでしょうか。
いきなり肝臓ガンになるわけではなく、肝炎→肝硬変→肝臓ガンといった流れです。
肝機能に関わる栄養素
基本的には栄養バランスの良い食事が必須です。
その上で以下の食材を取り入れましょう。
タコやイカ(軟体動物)
タコやイカに多く含まれる「タウリン」は肝機能をアップさせます。
その他にタウリンには以下の効果があるので、積極的に食べたくなりますね。
- コレステロールの低下
- 心臓機能を高める
- 視力回復
- インスリン分泌促進
- 高血圧の予防
- 母乳の場合は乳児の発達
大切なこと
肝機能の健康を守るためにどうしても外せないことだけを今回はお話しました。
肝臓は再生能力の高い臓器なので、頑張れば復活してくれます。
ただし、肝臓が線維化し、硬くなってしまうともう元には戻りません。
そうなると今までと同じ日常生活や飲食は厳しくなります。
そうなる前に、食事を見直しましょうね。